2012年1月4日水曜日

北京故宮博物院200選展 清明上河図

今日まで正月休みだったので、東京国立博物館の平成館で2日から開催されている「北京故宮博物院200選」を観にいきました。

ちょっと出遅れて、東博についたのが2時30分、そこで清明上河図に並ぶかどうか決断が必要になります、長蛇の列なら今日は清明上河図はあきらめて、その他の展示をゆっくり見ればいいやと思って行ったのですが・・・・。
階段の周りに列ができていたので、待ち時間を見ると90分。とりあえず並んでしまおうということで列の後ろに付きました。30分で部屋の中に入ると、そこには清明上河図の拡大パネルや、ビデオがあるので、飽きずに時間を過ごすことができます。50分後には清明上河図の前に辿り着きました。東博の人は少し多めに時間表示をしているようですね。
展示は平らなガラスケースの中にあって、そこを覗き込むようにして見ていくことになります。距離はガラス越しですが30cmくらいのところから見えるので間近で見ることができます。ただし、止まらないで見てくださいという声に押されて、5mある絵を歩きながら見ることになりますので、実質見ている時間は3分くらいです。
作品は、12世紀に作られて、行方不明になったり出現したりを繰り返していたわりには、保存状態は悪くないようで、開封の街並、汴河、汴河にかかる虹橋、荷物を運んでいる沢山の船、様々な人物、などしっかり識別できます。鑑賞時間が短くたいへん残念だったのですが、それでもこんなに船があって賑わっていたんだとか、人の表情が生き生きしているなとか、たいへん興味深く見ることができます。

ここまでで3時30分になってしまい、5時閉館ですから、残り1時間30分。
階段の左側の部屋は宋の時代の書がたくさんあります。素晴らしそうだなとは思うのですが、書は私にとっては猫に小判状態。うーん。
絵は宋から元にかけての作品、墨でかかれた作品が多いのですが、表現方法が多彩でいろいろあります。筆と墨でこれだけ表現ができるのだと思うと嬉しくなります。
反対側の部屋に入ると、商の時代の青銅器、玉器や、宋から明にかけての陶磁器、漆器、琺瑯など、図像の面白さなど興味がつきません。
この後は清というあたりで、閉館時間がせまってきてしまったので、この後はさっと見るだけになってしまいました。
というわけで、またもう一度来なくてはと思いながら帰ってきました。分厚い図録を買ってきましたので、次ぎに行く時にはもう少し事前学習してから行きたいなと思っています。


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