東京国立博物館で、「ボストン美術館 日本美術の至宝」展が始まったので、早速見に行ってきました。
海外の日本美術コレクションではボストン美術館が質量ともに最高と言われています。それは、明治になって日本美術という概念を確立し美術教育を始めたフェノロサと岡倉天心が、ボストン美術館の日本美術品収集もリードしたためです。
ためしに、Museum of Fine Art, Boston (ボストン美術館)のウェブで、日本絵画のコレクションの記述を見ると、次のように描かれています。日本絵画は数千点あり、その中心は、アーネスト・フェノロサ、ウイリアム・スタージス・ビゲローにより収集されたもの。15世紀の禅に係る水墨画、狩野派の絵、浮世絵、そして絵巻物の吉備大臣入唐絵巻と三条殿夜討巻、で知られている。
今回は、そのボストン美術館から、92点の美術品が里帰りしていて、どれも素晴らしい作品です。
東京国立博物館では、どの作品を見たいですかアンケートを行っており、その結果は、
1、《雲龍図》曾我蕭白
2、《弥勒菩薩立像》快慶
3、《鸚鵡図》伊藤若沖
4、《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》
5、《竜虎図屏風》長谷川等伯
となっています。
今日私が見て気に入ったのは、
1《普賢延命菩薩像》
2《松に麝香猫図屏風》伝狩野雅楽助
3《松島図屏風》尾形光琳
4《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》
5《馬頭観音菩薩像》
平安時代から明治まで、絵だけでなく刀や染織も、曾我蕭白はなんと11点も、というわけで、ここまで集めたのかボストン美術館という感じです。
展覧会会期は、2012年3月20日から6月10日ですから、もう一度行ってみようと思っています。
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