先週末に九州で仕事があったので、ついでに石橋美術館へ。久留米にある石橋美術館へは福岡天神から西鉄で。
石橋美術館は、石橋正二郎のコレクションを基にした美術館で、東京のブリジストン美術館とは兄弟関係。ブリジストン美術館が西洋近代が中心なのにたいして、こちらは日本の近代を中心にして、一部近世以前のものが収蔵されています。青木繁のコレクションが有名。
今回は収蔵品を「美のレッスン」という形で見せています。女性、服、風景、海など章だてをして美を発見してもらおうという展示になっています。
以前ブリジストン美術館の「青木繁」展に出展されていた《わだつみのいろこの宮》《海の幸》や坂本繁二郎の《放牧三馬》などに再開。
《天平の面影》など藤島武二の作品も充実しています。また古賀春江の作品を多く所蔵しているということにも改めて気付きました。その他興味を持ったのは、百武兼行《臥裸婦》、白髪一雄《白い扇》、野見山暁治《風の便り》、猪熊弦一郎《青い星座》、黒田清輝《針仕事》など。全部で100点以上出展されていて、大満足です。
別館の方も充実していて、丸山応挙《牡丹孔雀図屏風》《竹に狗子波に鴨図襖》、酒井抱一《新撰六歌仙四季草花図屏風》などがあります。磁器では元時代の《青磁鉄斑紋瓶》が見事です。
九州久留米ということで、行くのがちょっと大変ですが、良い美術館でした。
「美のレッスン展」は2013年6月9日まで。
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