2013年8月9日金曜日

国立新美術館 アメリカン・ポップ・アート展

国立新美術館で、「アメリカン・ポップ・アート展」が今週から始まりました。展覧会の企画としては、アメリカのコレクターのコレクションを持ってきて展覧会にするというありがちなものですが、ポップ・アート作品をまとめてみられるめったにない機会ですから、これは行かなくてはいけないと、さっそく覗いてきました。

今回の展示は、アメリカのコロラド州を本拠にする、ジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻のコレクションで、ポップ・アートの前段階の、ロバート・ラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズから始めて、ラリー・リヴァーズ、ジム・ダイン、クレス・オルデンバーグ、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタイン、メル・ラモス、ジェイムズ・ローゼンクイスト、トム・ウェッセルマンとなっています。

以下は私の観想です。

  • ロバート・ラウシェンバーグ。人は色々なものを見ている、イメージ、シンボル、イコン的なもの、絵具の塗り後。それならそれをまとめて、それぞれの価値をフラットにして、並べて混ぜ合わせて作品にしてしまおう。ラウシェンバーグはそう思ったのではないでしょうか。改めて見て、これは面白いと感じます。
  • ジャスパー・ジョーンズ。平面上に立体を描くことに気を使うなんて止めよう。平面には平面を描けばいいじゃないか。そうかもしれないけれど、ちょっと退屈。
  • クレス・オルデンバーグ。ここまで、何でも柔らかくしてしまえば、もうなにも言うことなし。
  • アンディ・ウォーホル。見知った作品ばかり。でもこの大きさでこの彩度の高い色を見ないと、本当のウォーホルじゃない。改めて見て良かった。
  • ロイ・リキテンスタイン。漫画の女性を拡大しドットでいっぱいにした作品も良いけれど、モネのルーアンの大聖堂をリキテンスタイン風にした作品や、立体作品もおもしろい。
  • トム・ウェッセルマン。人間(というか女性)をコマーシャルなイメージにフォルム化しコンポジションにしてしまう。これはこれで行き着く所まで行き着いているようには思うけれど、この先どうなるんだろう。
アメリカン・ポップ・アート展は、2013年10月21日までです。

0 件のコメント:

コメントを投稿