根津美術館所蔵の、平安、鎌倉、室町の曼荼羅の展覧会。
いつもの、東洋美術、日本美術を学習している方々といっしょに観にいってきました。
曼荼羅といったら金剛界曼荼羅、胎蔵曼荼羅の両部曼荼羅が思い浮かびますが、今回は両部曼荼羅はもちろん様々な曼荼羅が展示されていて楽しめます。
金剛界の八十一尊で構成される《金剛界八十一尊曼荼羅》。
浄土教系の観無量寿経に基づく《当麻曼荼羅》。
珍しい弥勒の浄土を描く《兜率天曼荼羅》。
本地垂迹説により本地を表す《日吉山王本地仏曼荼羅》。
垂迹神を表す《日吉山王垂迹神曼荼羅》。
春日宮の《春日宮曼荼羅》。
密教の目的別の別尊曼荼羅として、
善無畏訳の儀軌に基づく《尊勝曼荼羅》、不空訳の儀軌に基づく《尊勝曼荼羅》。
日輪をかかげる《愛染明王像》、宝珠を捧げる《愛染明王像》。
記憶力増進の《求聞持虚空蔵菩薩・明星天子像》。
昔の人の、宇宙を理解しようとする熱意、現世利益を追求する強い意志が、みえてくるようです。
「曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!」展は、根津美術館で、2013年9月1日まで開催です。
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