三菱一号館の「浮世絵珠玉の斎藤コレクション」展に行って、少し浮世絵の関心が高まったところで、そういえば太田記念美術館は原宿と近くにあるにもかかわらず一度も行ったことがないのを思い出して、行ってみました。
太田記念美術館では、スリッパに履き替える仕組みにびっくりし、軸装した肉筆画は畳に座って観賞できるようになっているのにも驚きました。確かに、観賞する対象が違えば、観賞するやり方も変わるのが正解ですね。
今、太田記念美術館では、「江戸の美男子」の展覧会を開催していました。役者だけでなく男子に焦点を当てた浮世絵展とは珍しい。今更ながら、そうだったのかと発見したのは、武者絵や役者絵などを別にすると、男と女の区別は顔ではわからず、来ているものの差や、ヘアスタイルで見分けるしかないことです。ここには、今考える「男らしさ」「女らしさ」などを超えた、江戸の文化があるのだと気づきました。
浮世絵も楽しいなと思い始めた、昨今です。
太田記念美術館の「江戸の美男子」展は、2013年8月25日までです。
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