六本木の泉屋博古館分館で、「吉祥のかたち」展が開催されています。七福神のような吉祥のかたちも良いですが、私にとっての興味は、商・周時代の青銅器、漢の四神、それに若冲です。
泉屋博古館の青銅器には、私の好きなものがたくさんあり、今回の展示も楽しいものがたくさん出ていました。私のお気に入りは、商の時代の《饕餮文斝》、これは饕餮文が深く彫られていて良い感じです。西周の《虎卣》、虎が人間を喰う図の卣です、その意味は良くわからないようですが、とにかくめでたい図像のようです。漢代や唐代の鏡もたくさん出品されています。よく見ないと何の図か判りにくいのですが、泉屋のキャプションは親切なので、よく見ると勉強になります。
絵では、伊藤若冲の《海堂目白図》。目白が木の枝の上に寄り添い合っているのが可愛い。
泉屋博古館の「吉祥のかたち」展は2013年2月11日までです。
0 件のコメント:
コメントを投稿