2012年12月10日月曜日

アートと音楽 東京都現代美術館

東京アートミーティングの第三回は「アートと音楽」です。そう言われてみて、美術館で音楽や音が無いことに、あらためて気づきました。あえて、思い出すと、具体の展覧会で田中敦子さんのベルが鳴り響いていたこととか、ブリヂストン美術館でドビュッシーをテーマにしていたことなどでしょうか。

今回の東京都現代美術館の企画は、音楽というか、音に拘っています。

私が気になったのは、

  • セレスト・ブルシエ=ムジュノの、美術館の中に設けられた円形のプールの中で白磁の碗がぶつかり合う音を楽しむ作品
  • 坂本龍一の、コミュニケーションの難しさをピアノの音とレーザーが描く文字で表した《collapsed》
  • 植物が危機を察知して化学物質を作り近くの植物に危機を知らせる様を作品にした、クリスティーネ・エドルンドの作品
  • 地下一階の大きなスペースに、昔のレコードプレーヤーをたくさん並べて、そこから発するノイズを楽しむ作品
この展覧会を見て(聴いて)、美術館の作品からはなぜ音が出ないのだろうと、改めて考えてみたらどうでしょうか。
「アートと音楽 新たな共感覚をもとめて」は2013年2月3日までの展示です。

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