2013年3月2日土曜日

「奇跡のクラーク・コレクション ― ルノワールとフランス絵画の傑作」展 三菱一号館 

今日は久しぶりに東京都現代美術館に行こうと思ったのですが、休館中だということを思い出して、三菱一号館美術館へ。三菱一号館美術館では、クラーク・コレクションの印象派を中心とした展覧会が開催されています。

クラーク・コレクションはスタンリーングとセシール・クラーク夫妻により、1910年からフランスで収集されました。そしてそのコレクションは、マサチューセッツ州のボストンからかなり西に行ったところにある、1955年に造られた美術館に収蔵されました。
現在コレクションの中から19世紀フランスの絵画が3年間の海外巡回に出ています、今回の三菱一号館の展覧会はその一環です。

展示は、ルノアールが一番多く、他にピサロ、シスレー、モネ、など印象派を中心とした19世紀のフランス絵画です。私は、最近ブリジストン美術館の「筆跡の魅力 点・線・面」を観てマチエールへの関心が高まっていたせいもあると思いますが、それぞれの作品の筆致の美しさを強く感じました。もちろん一点ごとに良いもの、それなりに良いものと、あるのですが、全体を通して楽しめたという感じです。

今回の出品作がクラーク美術館のWEBからも見えますので、こちらも参照してみたらどうでしょうか。
http://clarkart.edu/slideshows/milan/image-gallery/

「奇跡のクラーク・コレクション」展は、三菱一号館美術館で2013年5月26日まで開催です。印象派のファンの方はぜひ見に行くと良いと思います。クラーク・コレクションはニューヨークからもボストンからも車で3時間位かかるところにあるようなので、現地に行くのもたいへんですから。

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