このブログではいつも展覧会の話題が多いのですが、今日は今2つ同時に開催されている、「アートフェア東京 2013」と「G-tokyo 2013」という2つのアートフェアを、いつもギャラリー巡りをしている皆さんと一緒に見に行きました。
美術品を鑑賞するスペースである展覧会と、美術品の市場であるアートフェアでは、その雰囲気も違いますし、作品との対話のしかたも違うということを、あたりまえですが再確認しました。一言でいうと集中するのが難しいということです。これはいくらなんだろうなどという邪念が入り込んできます。これは売れていますよという赤いマークも気になります。
そうは言っても、こっちを見てくれと呼んでいるような、楽しい出会いがあります。
今回私を呼んでいたのは、「G-tokyo 2013」にMISA SHIN GALLERYが出していた、アイ・ウェイウェイの作品です。一つは、圧縮したお茶の葉を立方体にした作品、もう一つは、景徳鎮で焼いた豆状のものに彩色したものをガラスのジャーに収めた作品でした。自然素材を使った作品、自然作品を模した素材を使った作品には、自然と人の関係を考えさせるようなものもあります。また、圧縮したお茶の葉が見せる面の触感、陶器で作った豆の触感といった、感覚にダイレクトに迫るものもあります。
今後もアート・フェアーはフォローしたいなと思い、また機会があれば買ってみたいなと思った一日でした。
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