2012年11月18日日曜日

巨匠たちの英国水彩画展 Bunkamuraザ・ミュージアム

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「巨匠たちの英国水彩画展」は、マンチェスター大学ウィットワース美術館が改修中ということで、その所蔵品の展覧会です。150点を超す作品が展示されています。

水彩画だけの展覧会ということで、地味な展覧会かなと思いながら見に行きました。第一章「ピクチャレスクな英国」のあたりは、まあ予想通りという感じ。第二章の「旅行:イタリアへのグランド・ツアー」では、200年前のイギリスの金持ちは絵葉書がわりに水彩画を買ったというのがわかります。第三章は「旅行:グランド・ツアーを超えて、そして東方へ」ということで、更なる異国の絵葉書がわりの水彩画です。第四章「ターナー」になると俄然良くなります。水彩らしい色にあった造形が何ともいえず良い感じです。第五章は「幻想」ということでウィリアム・ブレイクとフュースリなど、英国にはたまに変わった人がでてきます。第六章は「ラファエル前派の画家とラファエル前派主義」、ミレイ、ロセッティ、バーン=ジョーンズと揃っています。第七章「ヴィクトリア朝時代の水彩画」、第八章「自然」で終わりになります。

全体を見ての感想は、「ターナーは水彩も良いな」でした。
特に水彩フリークの方でなくても楽しめると思います。

この展覧会は2012年12月9日まで、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催です。


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