ときどき名前ではその内容が良くわからない展覧会があります。「バルビゾンへの道」展もそうかもしれません。
山形県山形市山寺には、後藤季次郎氏の収集品を展示する、山寺後藤美術館があります。今回の展覧会は、その後藤美術館の所蔵品から70点の絵画作品を展示するものです。内容は16世紀から19世紀にかけての物語画、肖像画、風景画、静物画です。そういうわけで、バルビゾンだけに反応して会場にいくと、なにこれということになります。それでも、日本では名前はあまり知られていなくても、当時のアカデミーの絵画ってどんなものという興味がもてるなら、楽しめる展覧会だと思います。もちろん、バルビゾンもありますので、そこだけを目指して観るということでも良いでしょう。
私が良いと思ったのは、シャルル=フランソワ・ドービニーの《川辺の風景》でしょうか。
Bunkamuraザ・ミュージアムでの「バルビゾンへの道」展は2013年11月18日までの開催です。
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