そんな状況の中で、改めて江戸の狩野派って何という疑問に答えてくれるのが、今、出光美術館で開催されている「江戸の狩野派 優美への革新」です。探幽、尚信、安信などが展示されています。
見所は、
- 探幽《叭々鳥・小禽図屏風》の墨の技、余白の取り方の巧さ。
- 探幽《鸕鷀草葺不合尊降誕図》の構図のおもしろさ。
- 探幽《源氏物語 賢木・澪標図屏風》の大和絵への接近。
- 探幽《 白鷴図》。写生は応挙だけでない。
- 尚信、安信がこんな絵を描いていたのかというのもわかります。
- 展示最後の、京狩野と江戸狩野の対比も、なるほどという感じです。
「江戸の狩野派」は出光美術館で2013年12月15日までです。
0 件のコメント:
コメントを投稿