気になった作品は、
- 滝が目をひく、芸阿弥筆《観瀑図》一幅、室町時代 1480。芸阿弥は将軍家に仕える同朋衆、能阿弥の子、相阿弥の父
- 観音菩薩が随分くつろいだ姿をしている、赤脚子筆《白衣観音図》一幅、室町時代 15世紀。白衣観音は三十三観音の一つ。赤脚子は東福寺画系の絵師、中国唐代以降の禅宗教団のなかで生まれた図像で、観音が波が打ち寄せる岩の上でくつろぐ姿を描く
- 中国元代の因陀羅筆の《布袋蔣摩訶問答図》一幅、元時代 14世紀。人の顔がおもしろい
- 墨の濃いところと薄いところの対比が美しい、高先景照題詩の《山水図》一幅、室町時代 15世紀。
水墨画に関心があればぜひ観ておきたい展覧会です。2013年10月20日まで、根津美術館。
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