日本で西欧のオールド・マスターの展覧会が開催されると聞くと、どんな作品がくるのか気になります、本当に観るべき作品が来るのだろうかと。特に、ミケランジェロともなれば、大きなフレスコの作品や彫刻作品が、日本で観られるなど考えられません。
今回の展覧会も第一級の作品を期待せず、日本でミケランジェロという名前をつけどのような展覧会が可能なのかと興味をもって観ると楽しめる展覧会になっているのではないでしょうか。ミケランジェロの子孫が引継ぐ、フィレンツェのカーサ・ブオナローティのコレクションの中から、ミケランジェロ15歳のときのレリーフ《階段の聖母》、死の前の年の木彫《キリストの磔刑》、フレスコ画を描くための習作素描、自筆手紙などが展示されています。
国立西洋美術館の、「システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展 天才の軌跡」は2013年9月6日から11月17日までです。
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