2012年6月3日日曜日

東京都美術館から、東京藝術大学大学美術館の「高橋由一」展へ

今日は、彫刻を造っている友人が展覧会を行っているというので、東京都美術館の「創型展」へ。公募展に立寄る事は少ないので、こんなことになっているのかと、興味深く見せてもらいました。彫刻は今でも仏像とか人物象が多いんだなとか思いながら会場を一巡。

東京都美術館はリニューアルしてから初めてでしたが、メインの入り口が南側に変わっていました。

その足で、東京藝術大学大学美術館の「近代洋画の開拓者 高橋由一」展へ。
高橋由一は、明治時代に時代に翻弄された洋画の先駆者だという知識はもっていても、作品は《鮭》を見た事があるくらいだったので、これだけ高橋由一の作品を一同に見られるのは貴重な機会でした。

会場の最初にある、「油絵以前」という章では、墨を使って西洋画的な試みをしているのが面白い。墨を使って水墨画の伝統に基づかない絵を描こうとするとどうなるのかが判ります。
その後、展覧会は「人物画・歴史画」、「名所風景画」、「静物画」、「東北風景画」と章立てされていますが、私が面白かったのは肖像画、江戸時代から明治時代へ変わる当時の人々がリアルに表現されています。

「高橋由一」展は6月24日までです。

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